【ワシントン時事】トランプ米大統領は10日の記者会見で、新型コロナウイルス対策で制約されている経済活動の再開を議論するため、新たなチームを14日にも創設する考えを示した。景気悪化による逆風が懸念される11月の大統領選を控え、早期の再開を模索するとみられる。
新たなチームは産業界の代表や医療の専門家、州知事で構成する。トランプ氏はこれまでも経済活動再開に前のめりだったが、10日の会見では「何をするかは事実が決める。国が健康に向かうことを確認するまでは何もしない」と述べ、社会的隔離を緩和する時期などについて慎重に判断する姿勢を示した。