【北京時事】中国外務省の趙立堅副報道局長は10日の記者会見で、米財務省が香港の林鄭月娥行政長官ら11人を制裁対象に指定したことに「断固反対し強く非難する」と表明した。さらに報復として「香港問題において言動が悪質」と判断した米共和党のルビオ、クルーズ両上院議員ら11人に制裁を科すことを決定したと述べた。
両議員以外の制裁対象はコットン、トゥーミー各共和党上院議員、スミス共和党下院議員ら。制裁の具体的な内容は明らかにしなかった。
香港政府は10日、中国の対米制裁に関して報道官声明を出し、「全力で支持し全面的に協力する」と足並みをそろえた。