[ニューヨーク 19日 ロイター] – 終盤のニューヨーク外為市場ではドルが主要通貨に対して上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて利益確定の動きが出たという。
議事要旨では、連邦準備理事会(FRB)が金融政策を微調整し、積極的な刺激策を従来の見通しよりも長期間堅持する可能性について検討していたことが判明。また新型コロナウイルス流行が招いた景気低迷からの回復を巡って、かなりの先行き不透明感が存在するとの懸念も示された。
市場では「議事要旨が一段とハト派的な内容になるとの期待もあったため、これが失望に転じ、株安・ドル高につながった」(テンパスのジョン・ドイル氏)とみられている。
ドルは通貨バスケットに対し0.84%高の92.978。一時93.059まで上げた。前日は2年3カ月ぶりの安値に沈んでいた。カナダドルは一時約7カ月ぶりの高値を付けた。
ドル/円 NY終値 106.10/106.13 始値 105.26 高値 106.14 安値 105.18 ユーロ/ドル NY終値 1.1836/1.1839 始値 1.1936 高値 1.1948 安値 1.1831