[ニューヨーク 20日 ロイター] – ニューヨーク外為市場では、株式市場でハイテク株が買われ、リスク資産が上昇する中、午後の取引でドルがやや軟化した。ただ、前日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が予想ほどハト派的でなかったことを受けた上昇の一部は維持した。 

この日の米株式市場ではアップル(AAPL.O)のほか、アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)やマイクロソフト(MSFT.O)などに買いが入り、主要3指数は上昇。リスク選好度が高まったことで、安全通貨とされるドルの需要が減退し、終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数=USDは0.24%安の92.764となった。 

ただFOMC議事要旨の影響が残る中、18日に付けた2年ぶり低水準の92.124からはまだ約0.70%高い水準にある。 

この日発表の米経済指標では、8月15日までの週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)が110万6000件と、前週の97万1000件(上方改定)から増加し、再び100万件を超えた。増加は3週ぶりで、労働市場の回復の鈍さが浮き彫りになった。 

こうしたこともドルの下支えとなった。 ユーロは対ドルEUR=で小幅高の1.186ドル。 

ドル/円 
 NY終値 105.79/105.82 
   始値 105.95 
   高値 106.04 
   安値 105.75 

ユーロ/ドル 
 NY終値 1.1859/1.1863 
   始値 1.1838 
   高値 1.1864 
   安値 1.1803