英大衆紙サンは6日、ロシアのプーチン大統領(68)にパーキンソン病の疑いがあり、来年初めに辞職する予定だと報じた。複数のロシア政治専門家が情報源だとしているが、ペスコフ大統領報道官は同日「完全なたわごとで、大統領は快調だ」と報道を完全否定。辞職することもないと強調した。
サンは最近のプーチン氏の映像を見た専門家の分析として、脚が絶え間なく動き、ペンを持つ指も、けいれんしているように見えると指摘。
またクレムリン(ロシア大統領府)の内情に詳しいとされる政治評論家ソロベイ氏が最近、プーチン氏にパーキンソン病の兆候があると示唆したことで臆測が広がったとしている。
プーチン氏の恋人、元新体操選手アリーナ・カバエワさん(37)がプーチン氏に、権力の座から離れるよう求めているという。
プーチン氏はコロナ禍以降、政府幹部との会合もほとんどモスクワ郊外の公邸からテレビ会議を通じて行っている。公の場にあまり姿を現さないことも健康不安説に拍車をかけている。
何度も暗殺未遂に遭っているのにピンピンしているプーチン氏には不老不死説がささやかれているほど。また、影武者が数十人いるという説もある。
ロシア事情通は「10年ぐらい前から、プーチンのビジュアルがどんどん若返っているので、不老不死説や影武者がどんどん入れ替わっているという説が出ています。実は、モスクワの病院で幹細胞治療という若返り治療を行っており、肉体年齢は40代。昔のたるんだ中年体形と比べて、今の方が若々しいので、そのような説が出ているんです」と語る。
プーチン氏は5年前、1週間も公の場から姿を消したことで健康不安説が報じられたことがある。その際もペスコフ氏が「完全に健康で、握手をすれば相手の手の骨が折れる」と否定。実際、マッチョな独裁者であり続けている。
果たして今回は…。