【カイロ時事】ロイター通信などは28日、米海軍の原子力空母「ニミッツ」がペルシャ湾で展開していると伝えた。イランは、核開発の主導的役割を担ったとされるイラン人科学者が何者かに暗殺され、対立するイスラエルや米国の関与を疑い報復を警告している。米軍はイラン情勢の緊張悪化をにらみ、警戒を強めているもようだ。
イラン反発、報復辞さず 核科学者暗殺で強硬―イスラエルや米国と対立激化も
米第5艦隊の報道官は「特定の脅威があったわけではない」と述べ、暗殺との関連を否定。トランプ政権が表明したアフガニスタンとイラクの駐留米軍削減の支援が目的で、「いかなる脅威にも対抗し、撤収する米軍に対する敵の行動を防ぐためだ」と強調した。展開したのは暗殺2日前の25日という。