[パリ 17日 ロイター] – フランス大統領府は17日、マクロン大統領が新型コロナウイルス検査で陽性と判定された、と発表した。今のところ感染経路は不明だ。

大統領に初期症状が見られたため、PCR検査を受けて診断が確定したという。大統領には今後7日間の隔離措置が取られる。職務はリモートで継続する。22日のレバノン訪問を含む外遊日程は全てキャンセルされた。

マクロン大統領は先週10、11日にブリュッセルで開催された欧州連合(EU)首脳会議に出席し、EU各国の大半の首脳らと接触。今週に入ってからは、ミシェルEU大統領やスペインのサンチェス首相らと昼食を共にしたほか、ポルトガルのコスタ首相と会談した。

ドイツ政府によると、メルケル首相はEU首脳会議後のコロナ検査で陰性が確認された。

スペインのサンチェス首相も陰性が確認されたが、24日まで自主隔離に入る。ポルトガルのコスタ首相も陰性だった。

妻のブリジットさんも検査陰性となったが、自主隔離措置を取る。また、この数日間にマクロン大統領と接触したカステックス仏首相も自主隔離する。

国家元首ではトランプ米大統領も10月に新型コロナ検査で陽性と診断された。