[15日 ロイター] – 米国の保守層の間で人気を集め、1月6日の連邦議会議事堂占拠事件を受けて利用できない状態が続いていた新興SNS(交流サイト)「パーラー」が15日に再開した。
パーラーは新たなプラットフォームについて「持続可能で独立した技術」をベースに構築されていると強調した。
ジョン・マッツェ前最高経営責任者(CEO)が取締役会によって解任されたのを受け、暫定CEOにマーク・メクラー氏を起用したことも明らかにした。
メクラー氏は、保守派の草の根運動「ティーパーティー(茶会)」の中で2009年に始まり、共和党議員数十人の当選を支援したグループ「ティーパーティー・パトリオッツ」の共同創始者。
パーラーは1月、トランプ前大統領の支持者らによる議事堂占拠事件に関連した暴力的なコンテンツに対処しなかったとして、アマゾン・ドット・コムなど主要ベンダーからサービス提供を打ち切られ、サイトが事実上オフラインになっていた。
パーラーは15日、今後は「いわゆるIT(情報技術)大手」への依存を断ち切る技術を使用すると強調した。
メクラー氏は「パーラーは経験豊富なチームによって運営されており、今後も存続する」と述べた。