[11日 ロイター] – 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は11日、中国オリンピック委員会から、今夏の東京五輪と来年の北京冬季五輪の参加者に新型コロナウイルスワクチンを提供するとの申し出があったと明らかにした。

「中国オリンピック委員会はIOCと協力して、追加のワクチンを提供する用意がある」とした上で、IOCが追加ワクチンにかかる費用を負担すると表明した。

ワクチンの数などの詳細には言及しなかった。五輪には1万人以上の選手が参加するほか、さらに数万人の人々がコーチやメディア、ボランティアなどとして大会に関与する。

東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長は、中国からの申し出にどう対応するかとの質問に、「ワクチンの接種については日本政府がやっている。組織委としてコメントする立場にない」と答えた。