【北京時事】在日中国大使館が米国を「死に神」に例えて批判するイラストをツイッターに投稿し、1日までに削除した。日本ではイラストに対する非難が相次いでいた。
4月29日に投稿されたイラストは、星条旗をまとい、おのを持った死に神が、イラク、リビア、シリアなどと書かれた各部屋の扉をたたき、それぞれの部屋から血が流れる様子を描いた。さらに「米国が『民主』を持って来たら、こうなります」と日本語で書き込んでいた。
在日米国大使館は、中国大使館のイラストへの批判を念頭に「極めて不快なツイートに声を上げてくださった日本の皆さまに感謝する。日米同盟が共通する価値観に深く根差していると改めて気付かせてくれる出来事だ」とツイートした。
中国外務省報道官も4月26日、葛飾北斎の浮世絵を加工したイラストを使って日本の原発処理水の放出方針をやゆし、日本政府が抗議していた。ツイッターは中国国内で一般的には使えないが、中国政府は対外宣伝に利用している。