- 深圳の同ビルを避けるよう米国民に通知-領事館
- テナントらは揺れを感じたあとに避難、地震の観測なし
中国南部の深圳市にある超高層ビルで原因不明の揺れが起きたことを受け、同国広州にある米領事館はこのビルを避けるよう米国民に呼び掛けた。
同領事館は19日の声明で、超高層ビル「賽格広場(SEGプラザ)」に関する注意喚起は当面解除されないとし、米国民にビルの周辺にも近づかないよう促した。
このビルを所有する深圳市賽格集団(SEG)は、現地時間18日午後0時31分にテナントが揺れを感じたとし、ビルの管理部門が直ちに避難を誘導したとウェブサイトで説明。地面に亀裂ができたり、カーテンウォールが損傷したりした兆候はみられないと明らかにした。
深圳の危機管理当局によれば、地震は観測されていなかった。
SEGのウェブサイトによると、このビルは地上72階、地下4階建て。
スカイスクレーパーセンター・ドット・コムによると、深圳には高さが150メートル以上のビルが297棟あり、高層ビルの多さでは香港に次ぐ世界第2位。
原題:China Skyscraper That Wobbled Prompts U.S. to Issue Warning(抜粋)