[東京 8日 ロイター] – 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は8日の理事会で、大会中の医療スタッフについて医師の9割、看護師の8割が現時点で確保できる見通しだと述べた。
医療スタッフについては、大会期間中1日当たり最大で医師230人、看護師310人が必要と想定されている。残りはスポーツドクターを活用する方向で、今月中にめどをつけるという。
武藤敏郎事務総長は理事会後の会見で、東京大会を取材する海外メディア関係者に関し、入国から14日間は厳格な管理体制におかれると説明した。事前に登録した場所以外に外出しないようGPSなどで行動を管理し、公共交通機関は使用が許されない。
宿舎は監督できる施設に限定し、民泊、友人宅での宿泊は認めない。これにより、海外から来るメディア関係者が滞在する施設はこれまでの350超から150程度に集約されるという。ルール違反者には、取材認定の剥奪、退去強制など厳格に対応するとも述べた。