[30日 ロイター] – 米ニューヨーク州マンハッタン地区検察当局が7月1日にも、税関連の不正の疑いで、トランプ前大統領の一族が経営するトランプ・オーガニゼーションと同社のアレン・ワイゼルバーグ最高財務責任者(CFO)を訴追する見通し。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が30日、関係筋の情報として報じた。
関係筋によると、訴追は主に、ワイゼルバーグCFOや他の企業幹部が賃料無料の住居や車のリースなど会社の特定や利益を確定申告で報告せずに受け取っていたかどうかに焦点が置かれている。
トランプ氏は訴追されない見込み。しかし、トランプ氏の側近であるワイゼルバーグ氏が検察当局に協力することになれば、捜査が拡大し、トランプ氏に打撃となる可能性がある。
マンハッタン地区検察のサイラス・バンス検事は3年近くにわたりトランプ氏の不動産取引について調べている。