中国に続く第2シードで金メダル候補の水谷隼(木下グループ)、伊藤美誠(スターツ)組が、フルゲームにもつれ込む大接戦を大逆転で制した。第7シードのパトリック・フランツィスカ、ペトリサ・ソルヤ組(ドイツ)を4-3で破り、同日夜に予定される準決勝に進出した。
第1ゲームを11-8で先取したが、第2、第3ゲームを簡単に落とすなど苦戦。最終第7ゲームに突入したが、日本は開始から5連続失点。一時は2-9と追い込まれたが、ここから4連続得点と奮起。6-10とマッチポイントを握られたた後も、再び4連続得点で10-10の同点に追いついた。ジュースになってから何度もマッチポイントが入れ替わる一進一退の展開が続いたが、最後は日本が16-14で制した。
大逆転勝利に試合後、水谷は「土俵際に立たされたが、最後まであきらめなかったことが勝利につながった」。伊藤は「水谷選手に助けられた。声も1本1本かけてくれたし、顔つきもそうだし、水谷選手と一緒に組めたから勝てた」と心強いパートナーに感謝していた。準決勝で林■儒、鄭怡静組(台湾)と対戦する。「金メダル目指してやっている。次も絶対に勝ちたい」と、水谷は気合を込めていた。
※■は日ヘンに句の口が二