【北京時事】中国国家統計局が31日発表した7月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は50.4となり、前月から0.5ポイント下がった。低下は4カ月連続で、新型コロナウイルス流行の影響で急激に落ち込んだ2020年2月(35.7)以来の低水準となった。景気の拡大・縮小を判断する節目の50は1年5カ月連続で上回った。

 統計局の専門家は、企業の一部が設備のメンテナンス期間に入ったほか、「高温や洪水など極端な天候が響いた」と指摘。PMIの構成指数では、生産が0.9ポイント、新規受注が0.6ポイント低下し、全体を押し下げた。

 サービス業の動向をカバーする非製造業PMIは0.2ポイント低下の53.3と、2カ月連続で下がった。