[ワシントン 12日 ロイター] – トランプ前米大統領の会計事務所に対しトランプ氏の財務記録の一部を民主党主導の下院委員会に提出するよう求めた米連邦地裁の11日の判決を巡り、トランプ氏の弁護団はコロンビア特別区の巡回控訴裁判所に上訴し、判決見直しを求めた。
米下院監視委員会が2019年にトランプ氏の財務情報の提出を求めて出した召喚状を巡る同訴訟では、最高裁が20年7月の判決で、召喚状は「権力分立の理念に対する深刻な懸念」とし、下級審に差し戻した。
これを受け、連邦地裁のメータ判事は11日、トランプ氏の会計事務所が下院委に財務記録を提出すべきと判断。ただ、下院委が要求した記録全ての提出は求めなかった。