【ジュネーブ・ロイター時事】国際自然保護連合(IUCN)は4日、絶滅の恐れがある野生生物を掲載した「レッドリスト」の最新版を公表した。13万8374種の動植物などについて4分の1以上が絶滅の危険があると警告した一方、マグロでは改善が見られたとして、危機ランクを引き下げた。
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大西洋クロマグロは「危機」から「低懸念」に、ミナミマグロは「深刻な危機」から「危機」にランクが下がった。また、ビンナガマグロとキハダマグロは「低懸念」に分類された。
いずれも漁獲枠の設定や違法漁業の取り締まりが奏功した。IUCNの担当者は「いいニュースだ。われわれに何ができるかを示している」と話した。