- 方正集団に対する裁判所主導の再編開始後で初の資産処分
- 他の保険会社や投資ファンドが生保部門取得に予備的な関心示す
中国平安保険(集団)は方正集団の生命保険事業を売却する方向で検討している。実現すれば方正集団に対する裁判所主導の再編開始後で初の資産処分となる。
平安保険は複数のアドバイザーを起用し、方正生保部門の価値を最大10億ドル(約1100億円)と評価する可能性がある。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に述べた。
他の保険会社や投資ファンドが同部門取得に予備的な関心を示しているという。
関係者はこうした検討は初期段階で、最終的決定には至っていないと説明。平安保険の担当者はコメントしなかった。
中国の裁判所は7月、平安保険や珠海華発集団を含むコンソーシアムが方正集団に537億-733億元(約9260億-1兆2640億円)を投じる再編計画を承認。平安保険は今年先に方正集団の株式51.1-70%を最大507億5000万元で買い取ると発表していた。
原題:Ping An Said to Weigh Sale of Founder’s Life Insurance Business(抜粋)