[ワシントン 7日 ロイター] – 米製薬ファイザーと独ビオンテックは7日、共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、5─11歳を対象とする接種の緊急使用許可を米食品医薬品局(FDA)に申請したと発表した。
FDAの諮問委員会は26日に開く会合で緊急使用許可を巡り協議する見通しで、早ければその後間もなく承認される可能性もある。
米ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策調整官を務めるジェフ・ザイエンツ氏は7日、規制当局の承認次第で、早ければ11月末までに5─11歳向けワクチン接種開始の用意が整う可能性があるという見通しを示した。
米国では現在、子どもが新型コロナ感染者の約27%を占め、入院率も高まっている。
ファイザーとビオンテックは現在、2─5歳および生後6カ月─2歳を対象とした試験も進めており、早ければ第4・四半期にデータが入手できるという。