【ニューデリー時事】米国とアフガニスタンのイスラム主義組織タリバンの両代表団は9、10の両日、カタールの首都ドーハで会談した。両者の高官級の直接協議は、8月末のアフガン駐留米軍撤退後初。タリバン側は、アフガン中銀の在外資産の凍結解除やタリバン政権の承認などを要求したもようだ。
カタール本拠のテレビ局アルジャジーラによると、タリバン側は約100億ドル(約1兆1000億円)に上るとされるアフガン中銀の在外資産の凍結解除や政権の承認のほか、暫定政権の閣僚らに科されている制裁の解除を要求したとみられる。タリバン代表団メンバーは、会談が「前向きなものだった」と語ったという。