[ワシントン 26日 ロイター] – 米商務省が26日に発表した9月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比14.0%増の80万戸となり、3月以来半年ぶりの高水準となった。市場予想は76万戸だった。前年同月比では17.6%減少した。

8月分は70万2000戸と当初発表の74万戸から下方修正された。

9月は人口の多い南部、西部、北東部で増加した一方、中西部では減少した。

販売価格中央値は前年同月比18.7%増の40万8800ドル。販売が集中したのは20万─74万9000ドルの価格帯。最も需要が高い20万ドル以下の住宅の販売は全体の2%にとどまった。

9月に販売された新築一戸建て住宅のうち、約74%が未着工、もしくは建設中だった。新築住宅の在庫は37万9000戸で8月と変わらず。そのうち建設中が62.5%、未着工が約28%を占めた。

9月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は5.7カ月。前月は6.5カ月だった。