[ローマ 29日 ロイター] – ジョンソン英首相は29日、中国の習近平国家主席に対し、気候変動への取り組みを強化するために、石炭への依存度を減らし、二酸化炭素(CO2)排出量をピークアウトさせる目標時期を前倒しするよう求めた。
国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)のウェブサイトに掲載された提出文書によると、中国は2030年までにCO2の排出量をピークアウトさせ、60年までに排出量を実質的にゼロにする「カーボンニュートラル」を実現することを目標としている。
ジョンソン首相はこの日行われた習主席との電話会談後、記者団に対し、中国のピークアウトの目標時期について「30年より25年の方が良い」と提案したが、習主席はコミットしなかったと述べた。
また、石炭からの脱却についても指摘したと明かした。