岸田総理大臣は、第2次岸田内閣の発足にあわせて、中国を念頭に、新たに人権問題を担当する総理大臣補佐官に、自民党の中谷・元防衛大臣を起用する方向で最終調整に入りました。
先の自民党総裁選挙で、岸田総理大臣は、中国を念頭に、人権問題を担当する総理大臣補佐官を置く考えを示していました。
そして、10日に予定している第2次岸田内閣の発足にあわせて、岸田総理大臣は、新たに人権問題を担当する総理大臣補佐官に、自民党の谷垣グループの代表世話人を務める中谷・元防衛大臣を起用する方向で最終調整に入りました。
中谷氏は、衆議院高知1区選出の当選11回で、64歳。
平成2年の衆議院選挙で初当選し、防衛大臣や自民党の安全保障調査会長などを歴任し、先の総裁選挙では、岸田総理大臣を支持しました。
岸田総理大臣としては、中国の新疆ウイグル自治区をめぐる超党派の議員連盟の共同会長を務める中谷氏を総理大臣補佐官に起用することで、人権問題の解決に積極的に取り組む姿勢を示すねらいがあるものとみられます。