[東京 8日 ロイター] – 東芝は8日、会社全体を主要事業ごとに3つに分割するとの一部報道について、「企業価値向上に向けて中期経営計画の策定過程にあり、事業分割についても選択肢の一つとして検討しているのは事実」と明らかにした。ただ、きょうの時点で決定したことはなく、東芝は「今後、開示すべき事実を決定したら、速やかに公表する」としている。

日経新聞電子版は8日、東芝が本体とグループで手がける事業をインフラ、デバイス、半導体メモリーに分けて3つの会社に再編成し、それぞれが上場する方針だと伝えた。2年後をめどに実現を目指すという。

東芝は12日に新たな中期経営計画を発表する予定で、日経によると、同案を盛り込む方向で調整している。