[北京 16日 ロイター] – 米国と中国が互いのジャーナリストに対する制限措置を緩和する方針で合意したと、チャイナ・デーリーが16日、中国外務省筋の情報として報じた。

新たな合意の下、米国は中国人記者に対し、複数回入国を可能とする1年間有効のビザを発行する。中国側も米国人記者に対し同様の待遇を与える必要がある。ビザ保有のジャーナリストは、双方の新型コロナウイルス渡航規制に基づき、自由に両国を出入国できるようになる。

15日(日本時間16日)に行われたバイデン米大統領と中国の習近平国家主席のオンライン会談前に合意に達したという。

米政府が在米の中国人記者のビザ(査証)の期間を制限するなどの措置を講じたことを受け、中国は米国人記者を本土から追放するなど、緊張が高まっていた。