[30日 ロイター] – イエレン米財務長官は30日、上院銀行委員会で証言し、米国の回復は引き続き堅調だと確信しているとの見解を示した。先進国全体でインフレが進行しているとも指摘した。
バイデン米大統領の看板政策の一つである1兆7500億ドル規模の気候変動・社会保障関連歳出法案「ビルド・バック・ベター(よりよき再建)」については、財政赤字や債務削減を悪化させることはないと表明。責任を持って財源の捻出が可能だとした。
また、金利が上昇した場合でも、金利負担は管理可能だと述べた。
さらに、健康面での懸念や託児面での問題により労働力の不足がみられると指摘。ワクチン接種が労働参加率を高める最も重要な要因だとした。