香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは9日、中国の華春瑩(か・しゅんえい)外務次官補が安倍晋三元首相の台湾に関する発言を受けて垂秀夫駐中国日本大使と1日に緊急会談した際、台湾をめぐりさらなる行動を取れば中国は両国関係を「再考」すると脅したと報じた。会談の説明を受けた関係者が明かしたと伝えた。
安倍氏は1日、台湾のシンクタンク会合でオンライン講演し「台湾有事は日本有事だ」と発言、中国は日本に抗議した。
一方、同紙は林芳正外相が王毅国務委員兼外相から訪中の招待があったと述べたことに関し「中国が正式な招待状を出したことはない」との関係者の発言を紹介した。(共同)