[ヨハネスブルク 14日 ロイター] – 南アフリカ最大の民間医療保険会社ディスカバリー・ヘルスは14日、ファイザーとビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンを2回接種した場合の入院予防効果が、オミクロン株が主流の現在の感染第4波で70%だったとみられるとの論文を公表した。
感染予防効果は33%。
調査は11月15日─12月7日の検査で陽性反応が出た21万1000人以上を対象に実施。うち7万8000人前後がオミクロン株に感染した疑いがあるが、未確認のため確定的な結論を出せないという。
今回の第4波では、従来とは異なり、再感染のリスクが上昇している一方、新型コロナ感染症と診断された成人の入院リスクは、昨年初めの第1波の比べて29%低かった。
ディスカバリーは、今回の研究結果について、予備的なものと考える必要があるとしている。