ゲーム業界のM&A(企業の合併・買収)観測が強まっています。米マイクロソフトがゲームソフト会社アクティビジョン・ブリザードの買収を発表したことを受け、18日は世界的にゲーム関連銘柄が上昇。一部は買収標的の候補として取りざたされています。巨大企業のメタバース(仮想空間)やゲームへの関心が高まっていることがうかがえます。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
過去最大規模
マイクロソフトはアクティビジョン・ブリザードを1株当たり95ドルで買収すると発表した。買収はすべて現金で行い、アクティビジョンの純現金を含む企業価値を687億ドル(約7兆8700億円)と評価する。マイクロソフトにとっては過去最大規模の買収となる。アクティビジョンは「コール オブ デューティ(CoD)」などの人気タイトルで知られる。
予想外の減収
米ゴールドマン・サックス・グループの2021年10-12月(第4四半期)は、株式トレーディング収入が低迷した。トレーディング収入は前年同期比7%減少。アナリスト調査では小幅増が見込まれていた。株式トレーディング収入は11%減と落ち込んだ。決算を受け、ゴールドマンの株価は一時8.9%安と急落した。
危機の緩和目指す
ブリンケン米国務長官は21日にジュネーブでロシアのラブロフ外相と会談し、ウクライナ国境の緊張を直ちに緩和するよう要求する意向だ。米政府当局者が18日に記者団に語ったところによると、ウクライナとの国境には10万人余りのロシア軍が集結し、状況は極めて緊迫している。ロシアのウクライナ侵攻がいつ起きてもおかしくない情勢だと、同当局者は述べた。ロシア軍が明らかにベラルーシ領内に向けて動いていることにも北大西洋条約機構(NATO)は警戒しているという。
需要は旺盛
石油輸出国機構(OPEC)は年内の石油市場について、旺盛な需要により「十分に支えられる」状況が続くとの見通しを示した。OPECは18日公表した月報で、世界の中央銀行が金融政策を引き締めるとしても原油相場の強さは続くと予想。域内のデータを挙げ、在庫は5年平均を大幅に下回っていると指摘した。
主張を後退
トルコのエルドアン大統領は、金利は緩やかかつ段階的に下がると発言した。週後半にトルコ中央銀行が政策決定会合を控える中で、これまでの急速な利下げの主張を後退させた。国営アナドル通信によると、エルドアン氏は「為替レート、金利はゆっくりと段階的に、急がずに低下する」とアルバニア訪問からの帰路に記者団に語った。
その他の注目ニュース
NY連銀製造業景況指数、1月は急低下-オミクロン株の影響示唆 (1)
ブラックロック、ステークホールダー資本主義を擁護-CEO年次書簡
ソロス氏、ウィンクルボス兄弟がNFT企業に出資-企業価値50億ドル