[ローマ 26日 ロイター] – イタリア議会は26日、大統領を選出する3回目の投票を行ったが、1回目と2回目に続き、今回も当選に必要な3分の2以上の獲得者はいなかった。
4回目の投票は27日に実施。3回目までは3分の2以上の得票が必要だが、4回目からは過半数にハードルが下げられる。
ドラギ首相が依然として最有力とみられているものの、同氏が大統領に就任するために首相を退任すれば連立政権が崩壊し、総選挙が前倒して実施されるとの懸念が出ている。
マッタレッラ大統領(80)は続投を否定しているが、この日の投票では120票以上を獲得。多くの議員がマッタレラ氏の翻意を望んでいる可能性があることが示された。