[モスクワ 27日 ロイター] – ロシアの国家安全保障会議で副議長を務めるメドベージェフ元大統領は27日、外交によってウクライナ問題を解決すべきで、政治的得点を稼ぐために緊張を高めるべきではないと述べた。ロシア通信(RIA)が伝えた。

「政治・外交的手段、交渉、安全保障の不可分の原則を活用して安全保障について合意することが、最も重要で唯一の取るべき道であることは明白だ」と述べた。

ウクライナをめぐるロシアとワシントンの対立は「破滅的なシナリオ」になると指摘し、米国と北大西洋条約機構(NATO)の「急進派」がそのようなシナリオを想定していると警告した。

その上で「そのようなことが決して起こらないと予想している」と語った。

メドベージェフ氏は、核兵器を用いた米ロの限定的な軍事衝突の可能性をベテラン米上院議員が公の場で示唆したと述べたが、議員の名前は明かさなかった。