[ロンドン 18日 ロイター] – ロシアのラブロフ外相は18日、制裁を乗り越え、国内経済を制裁に適応させると表明した。また、世界の警察官のように振る舞おうとする米国が支配する世界観を決して受け入れないと述べた。

国営メディアRTで、ロシアの「特別軍事作戦」に対する西側諸国の反応を見る限り、西側諸国は完全に米国に支配されており、欧州連合(EU)はほとんど無力だと指摘。「西側諸国にいつか頼ることができるという幻想がこれまであったとしても、そのような幻想はもはやない」とし、ロシアは東側に目を向けるとした。

また「米国が望んでいるのは地球村のようなものではなく、米国村のような、あるいは強国が支配する酒場のような一極集中の世界だ」とし、中国、インド、ブラジルなど多くの国が警察官のように振る舞う米国に命令されることを望んでいないとした。

一方で、西側に対してドアは閉ざしていないと説明。西側がロシアに対してドアを閉めているとの認識を示した。