日銀は29日午後、同日2回目となる「指し値オペ(公開市場操作)」を通知した。新発10年物国債を0.25%の利回りで無制限に買い入れることで、それ以上の金利上昇を抑制する狙い。前日28日、29~31日に連続で指し値オペを実施すると発表し、29日午前にも同条件で実施していた。金融機関からの応札は午前に2426億円、午後は2860億円あり、日銀は合計5200億円超の国債をすべて落札した。

29日の国内債券市場では長期金利の指標となる新発10年物国債は0.245~0.250%で推移し、日銀が示す長期金利の変動幅の上限である「0.25%程度」に一時達した。

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