米紙ワシントン・ポストは12日、バイデン政権がウクライナに、旧ソ連製のヘリコプター「Mi17」の提供を検討していると報じた。実現すれば、米国による兵器提供の範囲が広がることになる。

 同紙は政府関係者の話として、国防総省が、ロシア軍の車両や装甲車などを攻撃できるよう装備し、「Mi17」を提供することを検討していると伝えた。ウクライナへの新たな支援パッケージは、7億5千万ドル(約940億円)に上る可能性があるという。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は米国などに、より高性能の兵器を提供するよう求めていた。(ワシントン=清宮涼)