[ブリュッセル 9日 ロイター] – 欧州連合(EU)は9日の理事会で、ロシアとのビザ発給円滑化協定の完全停止を正式に採択した。9月12日から施行する。

協定の停止は8月末の外相理事会で合意していた。

理事会は「ロシアは、民間人への無差別攻撃など、不当な侵略戦争によって信頼を失墜させ、われわれの国際社会の基本的価値を踏みにじった」と述べた。

協定の停止により、ビザ申請料が引き上げられ、手続きが煩雑になる。

ロシアは8日、EUのビザ発給制限の動きに報復すると警告している。