[パリ/ブリュッセル 19日 ロイター] – 欧州連合(EU)は、イランのロシアへのドローン(無人機)供給を巡り、イラン軍当局者と複数機関に対して新たな制裁を科すことで合意する見通し。外交筋や仏当局者が19日に明らかにした。
最近のロシアによるウクライナへの攻撃では、「シャヘド136」と呼ばれるイラン製の自爆型ドローン(無人機)が使われているとウクライナは主張している。
一方、イランはロシアへのドローン供給を否定、ロシア政府はコメントしていない。
EU当局者は19日の会合で、イラン軍当局者3人やシャヘドの製造業者などを制裁対象とすることで合意したという。
仏統領府当局者は、記者団に制裁対象者リストの確認を求められた際に「ドローンの問題については、準備中の新しいリストがあり、今週中に採用されるはずだ」とコメントした。
外交筋によると、EUは20日朝までに追加制裁について最終決定する。