[25日 ロイター] – ロシアの裁判所は25日、麻薬所持と密輸の罪で懲役9年の判決を受けた女子バスケットボール米国代表のブリットニー・グライナー選手(31)の上訴を棄却した。
グライナー選手と弁護士は量刑が不当に重すぎるとし、無罪放免、もしくは少なくとも減刑を求めていた。
米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は声明で「グライナー選手が見せかけの司法手続きの後、引き続き不当に拘束されていることを認識している」とし、グライナー選手の帰国に向け「ロシアとの関与を継続する」とコメントした。
グライナー選手は2月のロシア入国時に大麻オイルが含まれる吸引カートリッジを所有していたとして拘束され、8月に懲役9年の実刑判決を言い渡された。