[オークランド(米カリフォルニア州) 11日 ロイター] – フェイスブックを保有する米メタ・プラットフォームズの幹部らは11日に開いた従業員との対話集会で、9日に発表した1万1000人の人員削減について、対象者の約半分は技術担当だと明らかにした。スマートディスプレーとスマートウオッチの開発は打ち切るという。

メタの幹部らによると、同社は音声・ビデオ通話部門と他のメッセージチームを統合したり、新たな部署を立ち上げるなど組織再編を進めている。

人材部門の責任者ローリ・ゴーラー氏によると、解雇対象者の54%は営業担当で、残りが技術担当。同社の採用チームは人員が約半分に削減された。

幹部らは、追加の人員削減は予定されていないが、他の支出は削減する必要があると強調。業務の外部委託、不動産、コンピューターインフラなどについて見直しを進めていると話した。

アンドリュー・ボスワース最高技術責任者は、スマートウオッチ部門は今後、拡張現実(AR)用眼鏡に重点を置くと説明。メタバースを担当するリアリティ・ラボ向け投資の半分超をARに振り向けるとした。

マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は人員削減について改めて謝罪。同社として初めての減収を予想できなかったと釈明した。