Mark Gurman、Kurt Wagner
- 「彼らは米国の言論の自由を嫌うのか?」とマスク氏ツイート
- アップルはツイッターの主要広告主の1社、広告削減なら打撃に
資産家イーロン・マスク氏はアップルがツイッターでの広告を大幅に減らしており、アップストアからのツイッター排除を警告したと述べた。両社の間で対立が起こりつつあることを示唆している。
マスク氏は28日、「アップルはツイッターでの広告をほぼ停止している。彼らは米国の言論の自由を嫌うのか?」とツイッターに投稿。次の投稿でアップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)のツイッターアカウントをタグ付けし、「ここで何が起きている?」と疑問を呈した。
マスク氏はさらにその数分後、アップルがアップストアからツイッターを締め出すと脅したが「その理由をわれわれに説明しない」と主張した。
アップルがツイッター広告を削減する決定を下せば、ツイッターへの大きな打撃となる。事情に詳しい関係者2人によると、アップルが常にツイッターの主要広告主の一角を占めてきたことから、ツイッターにはアップルとの関係維持を支援する専従チームがあったという。
マスク氏は先月、440億ドル(約6兆1100億円)でのツイッター買収を完了した。
アップルにコメントを求めたがこれまでに返答はない。ツイッターのユーザーが28日に明らかにしたところでは、フィードにアップルの広告が引き続き表示されているという。
事情に詳しい関係者はアップルがツイッター広告を減らしたと確認した。アップルはツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどソーシャルネットワーク各社とほぼ週1回ペースで会合を持ち、さまざまな問題を話し合っている。
マスク氏がツイッターを買収して以来、ゼネラル・ミルズやファイザーなど複数の大手企業がツイッターでの広告を一時停止している。
マスク氏は25日、ツイッターがグーグルとアップルのアプリストアから排除された場合、独自のスマートフォンを作るとツイートしていた。
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原題:Musk Says Apple Has Cut Twitter Ads, Threatened to Block App (3)(抜粋)