[モスクワ 25日 ロイター] – プーチン大統領は、25日に放映されたインタビューで、ロシアはウクライナ戦争に関わる全ての当事者と交渉する用意があるが、ウクライナとその西側の支援者が交渉に関与することを拒否していると主張した。

プーチン氏は、国営テレビ「ロシア1」に対して「われわれは全関係者と受け入れ可能な解決策について交渉する用意があるが、それは彼ら次第だ。交渉を拒んでいるのはわれわれではなく、彼らだ」とした。

一方、ウクライナ大統領府のポドリャク顧問は、プーチン氏は現実に戻り、協議を望んでいないのはロシアのほうだと認める必要があると強調。ツイッターに「ロシアは一方的にウクライナを攻撃し、市民を殺している。ロシアは交渉を望んでおらず、責任を回避しようとしている」などと投稿した。

ウクライナでは、ロシアによる発電所への攻撃で大規模な停電が発生。ゼレンスキー大統領は、夜のビデオ演説で、ロシアは2022年の最後の数日間を暗く困難なものにすることを狙っていると述べた。

「暗闇は、われわれが占領軍を新たな敗北に導くことを妨げるものではない。しかし、どんなシナリオにも対応できるようにしておかなければならない」と語った。