- 王毅外相が25日、外交に関するシンポジウムで発言
- 「中米首脳間で合意された共通の理解を実行に移す」
中国は来年の主要な外交課題の概要を示す中で、米国との関係を「再調整」し、欧州とのコミュニケーションを増やすよう努力する意向を示した。王毅外相が25日、外交に関するシンポジウムで述べた。
王外相は「我々は中米の首脳間で合意された共通の理解を実行に移し」、二国間関係を正しい方向に戻すよう取り組むと語った。
中国の習近平国家主席は先月、インドネシアのバリ島でバイデン米大統領と初めて対面で会談。米国およびその同盟国との間で悪化した関係の修復を模索している。習政権の10年間で中国の外交は強硬姿勢を増し、先進諸国では中国に対する世論の肯定的な見方が著しく低下する要因になった。
米国は日本、韓国、オランダ、台湾など安全保障のパートナーに対し、先端半導体の対中輸出規制で同調するよう求めている。
日本、半導体製造装置の対中輸出規制で米国と協調へ-関係者 (4)
原題:China Aims to Rebuild US Ties in Diplomatic Push for 2023(抜粋)