[27日 ロイター] – 経営破綻した暗号資産(仮想通貨)交換所大手FTXの顧客が27日、同社およびサム・バンクマンフリード前最高経営責任者(CEO)ら経営陣に対する集団訴訟をデラウェア州の米破産裁判所に起こした。原告は、FTXのデジタル資産の所有権が顧客にあることを認めるよう求めている。
バンクマンフリード被告は、顧客の資金を関連会社アラメダ・リサーチの支援に使ったとの容疑でも起訴されている。
集団訴訟の原告は、追跡可能な顧客資産がFTXやアラメダの資産ではないとの宣言を裁判所に要求。仮に裁判所が資産の所有権がFTXにあると判断した場合には、顧客には他の債権者よりも優先して払い戻しを受ける権利があるとの判決を求めている。