[ミュンヘン 18日 ロイター] – 英国のスナク首相は18日、ミュンヘン安全保障会議で欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長と会談後、英国のEU離脱協定に盛り込まれた通商ルール「北アイルランド議定書」でEUと合意するには向こう数日間にわたり「集中的な作業」が必要になると述べた。

英首相府の報道官によると、スナク氏とフォンデアライエン氏の会談では、北アイルランドにおける英国のEU離脱(ブレグジット)後の問題の「解決策を見いだす上で非常に好ましい進展」があったということで双方の意見が一致した。

スナク氏は17日、ベルファストで北アイルランドの主要政党と会談し、ブレグジット後の物流・関税規則を緩和する新たな取り決めに向けて協議が進展していると説明した。

スナク氏はミュンヘンで、新たな取り決めは「決して合意済みではない」が、EUと英政府はどのように問題を解決できるかを理解していると強調した。