[ワシントン 24日 ロイター] – トランプ前米大統領は24日、自身が起訴されれば「死と破壊」が訪れる可能性があると警告した。トランプ氏が不倫関係にあったポルノ女優に口止め料を支払ったとされる疑惑で、ニューヨーク州マンハッタン地区の大陪審は早ければ来週にもトランプ氏起訴の是非を巡り判断を下す見通し。
トランプ氏は自ら創設したソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」で「米史上どの現職の大統領よりも多くの票を獲得し、共和党の(圧倒的な!)最有力候補である前米大統領を犯罪で告発することができるのはどんな人間なのか」とし、「犯罪を犯していないことは誰もが知っており、そのようなえん罪によって生じる可能性のある死と破壊は、米国にとって壊滅的な事態をもたらすおそれがあるのではないか」と述べた。
トランプ氏は先週末、自身が21日にも逮捕されると予告。マンハッタン地区検察は誤った観測を呼び、共和党議員らをあおり、疑惑を巡る進行中の捜査を妨害しようとしたと非難した。