[4日 ロイター] – ロシアのリャプコフ外務次官は4日、新戦略兵器削減条約(新START)の履行停止により、ロシアは自国の安全を保障する新たな機会を得たと述べた。タス通信が報じた。

ロシアのプーチン大統領は2月に新STARTの履行停止を表明した。

リャプコフ次官は、ニュースチャンネル「ロシヤ24」に対し、米国は「あらゆる方法でわれわれの軍事情報をのぞき見している」とし、新STARTによる査察やデータ共有協定を閉鎖することは米国の情報収集を妨げることになると述べた。

またリャプコフ次官は、ロシアがベラルーシに戦術核の配備を決定したことを巡り、西側諸国は現実を認識し「ロシアを刺激」しないようにすべきだと述べた。