フィンランド南西部にあるオルキルオト原発3号機=2022年10月
フィンランド南西部にあるオルキルオト原発3号機=2022年10月

 【ヘルシンキ・ロイター時事】フィンランド南西部オルキルオト原発で16日未明(日本時間同日午前)、欧州最大級となる3号機が本格稼働した。ウクライナ問題に関連し、ロシアが電力やガスの供給を停止する中、エネルギー安全保障を強化するとみられている。

最後の3基停止、脱原発完了 廃炉手続きへ―ドイツ

 原子炉の新設はフィンランドで40年以上ぶり。欧州全体でも約16年ぶりとなる。ドイツでは15日、最後の原子炉3基が稼働を停止。一方、英国やフランス、スウェーデンでは新設計画が進むなど、原発を巡る対応は欧州内でも分かれている。