立憲民主党の泉代表は、次の衆議院選挙で150議席を獲得できなければ代表を辞任する考えを示しました。党内では、支持率が伸び悩み、野党連携も見通せない中で獲得は容易でないといった声も出ています。
次の衆議院選挙について、立憲民主党の泉代表は「政権を目指す政党なので150議席は必達目標でそれができなければ辞任する」と述べました。
また、地方組織の幹部とのオンライン会議では「不退転の決意だ」と訴え、去年から国会で連携してきた日本維新の会については「立ち位置の違いをはっきりさせて戦う」と強調しました。
党内では「代表としての覚悟を示したことで、衆議院選挙に向けて結束が高まる」といった好意的な受け止めが聞かれます。
ただ、泉氏が掲げた150議席は、今の97議席のおよそ1.5倍に当たり、これまでに擁立が決まっている候補者はおよそ140人にとどまっています。
このため、各種の世論調査で、党の支持率が伸び悩み、ほかの野党と選挙でどう連携していくかも見通せない中で、150議席獲得は容易でないといった声も出ています。