[16日 ロイター] – 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、契約従業員を含めて同社の全ての新規採用は同氏が自ら承認しない限り認めない方針を示した。従業員宛ての電子メールの内容をロイターが確認した。
それによると、マスク氏は幹部らに週に1回、同氏に採用申請リストを送付するよう求める一方で、「そうした申請の提出前に熟考する」よう注意を促した。
テスラが先月発表した第1・四半期決算では、粗利益率が19.3%と2020年第4・四半期以来の低水準だっだ。米国や中国での需要喚起を狙った値下げが重しとなった。リフィニティブのまとめたアナリスト14人の粗利益率予想は22.4%だった。
ツイッター運営会社のCEOも務めるマスク氏は12日、ツイッター新CEOとして米メディア大手NBCユニバーサルの広告担当幹部だったリンダ・ヤッカリーノ氏を充てる人事を発表。マスク氏はこれにより自身はテスラの運営により多くの時間を費やせると述べた。