[ハーグ 16日 ロイター] – 2014年にウクライナ上空でマレーシア航空機が撃墜された事件で有罪判決を受けた親ロシアの分離独立派をロシアが支援し国連の条約に違反したとウクライナが訴えた裁判で、オランダのハーグにある国際刑事裁判所(ICC)は審理の日程を6月の6日、8日、12日、14日の4日間に設定した。
14年7月にオランダのアムステルダムからマレーシアのクアラルンプールに向かっていたマレーシア航空機「MH17便」はウクライナ東部で撃墜され、乗客乗員298人が死亡した。
ICCは昨年11月、この事件で罪を問われたロシア人2人とウクライナ人1人に終身刑を下し、ロシアが14年5月からウクライナ東部の親ロシア派支配地域「ドネツク人民共和国」の軍事勢力を「全面的に支配」していたと認めた。