[23日 ロイター] – 米アルファベット傘下のグーグルは23日、生成AI(人工知能)を利用した検索結果で広告の試験を開始すると表明した。

検索連動型広告市場で米マイクロソフトの攻勢をかわす狙いがある。両社は検索エンジンへの生成AI搭載を進めており、今後、広告のあり方が変わる可能性がある。

グーグルによると、例えばユーザーが「子供向けのハイキング用リュックサック」と検索すると、AIが特定のリュックの広告を表示した上で子供用リュックの選び方のコツを紹介することが可能になる。

またグーグルは、広告主が生成AIを利用して、ユーザーの検索内容に基づいた広告を作成することが可能になるとも表明。

例えば、消費者が「乾燥敏感肌用スキンケア」と検索した場合、「乾燥した敏感肌をいたわる」といった広告の見出しを自動で生成することが可能になるという。

マイクロソフトはすでにAIを利用した検索エンジンで広告の試験を開始しており、今年2月に広告代理店との会合を開いている。